若い音楽家を世界へ

半田晴久氏の大挑戦

 第3回「ジュリアード音楽院声楽オーディション by IFAC」(主催・世界芸術文化振興協会=IFAC、共催・ジュリアード音楽院)が東京FMホールで行われ、最優秀新人賞に竹多倫子さんと中江早紀さんの2人が輝いた。

 このオーディションは音楽教育の世界最高峰であるNYのジュリアード音楽院に才能ある人材を日本から送ろうというプロジェクト。衛星中継による画期的な日米中継審査が行われる。最優秀賞受賞者にはジュリアードの2次試験を受けるための資格が与えられ、これに合格すればIFACによりUS5万ドル相当の奨学金が授与される。

 第1会受賞者の大西宇宙氏はすでにジュリアードで学び、様々なオペラ公演で活躍中だ。

 オーディションではジュリアード音楽院のブライアン声楽部長が来日し、その場で高度なレッスンを施す。わずか数十分の指導で応募者の声はみるみる変わっていくのが分かった。これは一般公開されており、緊迫した模様を誰もが見ることができる。

 自らも声楽家である半田晴久IFAC会長は「日本の若き声楽家達にぜひジュリアードで学んでもらいたい。このプログラムを通して世界にチャレンジし、世界の壁を越えてほしい」と語る。日本から世界的な声楽家が出るだろう。

THEMIS 2012/11 P58より引用