毎日新聞 半田晴久(深見東州)掲載

ブラインドゴルフ ジャパン・オープン--来月、伊東市で開催 /東京

2002.03.27

◇9カ国から参加60人 来月22、23日に伊東市で

「2002年ブラインドゴルフ・ジャパン・オープン・チャンピオンシップ」が4月22~23日、静岡県伊 東市のサザンクロスカントリークラブで行われる。「日本盲人ゴルフ振興協会」(深見東州名誉会長)主催で、 毎日新聞社後援。目の不自由な人たちにゴルフを楽しんでもらうための大会で、今年で8回目。日本をはじめイ ギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツなど世界9カ国から60人の選手が参加する予定だ。

 

 「日本盲人ゴルフ振興協会」は91年、「日本盲人ゴルフ協会」としてスタートし、94年、日本初の正式なブラインドゴルフ大会「94年ブラインドゴルフ・ジャパンオープン・チャンピオンシップ」を東京・多摩市の桜ケ丘CCで開催した。ゴルフは日ごろ自然に親しむ機会が少ない目の不自由な人たちが、陽光や風のそよぎを楽しみながら一日を過ごす場だ。障害の度合いに応じたクラスごとに分かれ、プレーを楽しむ。

 ルールは一般ゴルファーとほとんど変わらない。「ガイド」がプレーの介添えをする。ブラインドゴルファーがショットする時、ガイドがヘッドの方向を決める手伝いをする。目標までの距離、池やバンカーの有無、風の向きや強弱なども教える。ブラインドゴルファーはヘッド方向をもとに体の向きを決め、番手を選び、ショットする。グリーン上ではガイドが傾斜や、芝目、ホールまでの距離をアドバイス。旗をホールで上下させて出す音を参考にパットする。

 

 「マーカー」がスコアをつける。80台の好スコアでラウンドするブラインドゴルファーもいる。

 深見名誉会長は「盲人ゴルフは、視覚障害者と健常者が同じ立場で仲良く楽しみ、喜び、対等に競えるスポーツだからこそ、視覚障害者のメンタル面でのリハビリテーションに最適。私にできる身障者の自己実現のお手伝いです」と目的を語る。また自身がブラインドゴルファーの志賀功会長は「フェアウエーを自由に歩き自然の中で運動することで、健全な肉体と精神を養い、社会参加、自己実現を目指したい」と、この大会に期待している。

 

「ブラインドゴルフ・ジャパン・オープン」のボランティアを募集

2002.04.04

 

「日本盲人ゴルフ振興協会」(深見東州名誉会長)主催、毎日新聞社後援の「2002年ブラインドゴルフ・ ジャパン・オープン・チャンピオンシップ」が22~23日、静岡県伊東市のサザンクロスカントリークラブで 行われます。目の不自由な人たちのゴルフ大会で、同協会は大会開催に欠かせないボランティアを募集していま す。

 

 同大会は今年で8回目で、日本、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ドイツなど世界9カ国から60人の選手が参加する予定です。

 ブラインドゴルフは目の不自由な人たちが、障害の度合いに応じたクラスごとに分かれ、プレーを楽しむスポーツです。ルールは一般ゴルファーとほとんど変わりませんが、目の代わりを務めるボランティアが欠かせません。

 「ガイド」はブラインドゴルファーのプレーの手助けをします。キャディーと似ていますが、より具体的な手伝い役。例えば、ブラインドゴルファーがショットする時、ガイドがクラブヘッドを調整して方向を決める。ブラインドゴルファーはその方向に合わせて構えます。

 ガイドは目標までの距離、池やバンカーの有無、風の向きや強弱なども教えます。グリーン上では傾斜や芝目、ホールまでの距離をアドバイス。旗をホールで上下させて音を出し、パットの参考にします。

 スコア記録係が「マーカー」。ラウンドするブラインドゴルファーに代わってスコアをつけます。ガイド、マーカーの応援がないとブラインドゴルフは成り立ちません。また、運営全般、海外選手のサポートに当たる運営ボランティアも募集しています。